45歳からの暮らしの教科書

保険金の請求期限は3年。
親の保険を「請求し忘れる」を防ぐ方法

最終更新: 2026年8月30日|45歳からの暮らしの教科書 編集部

保険には、銀行預金と決定的に違う性質があります。「請求しない限り、1円も支払われない」ことです。預金は残高として存在し続けますが、保険金は、請求という行動をして初めてお金になります。

時効は3年

保険金・給付金を請求する権利は、保険法(95条)により、行使できる時から3年間行使しないと時効によって消滅します。死亡保険金なら死亡日の翌日、入院給付金なら退院日の翌日あたりが起算の目安です。

3年を過ぎていても、あきらめないでください。時効は保険会社が主張して初めて効力を持つため、実務では期限後の請求に応じてもらえる場合があります。気づいた時点で、まず保険会社に連絡を。

最大の壁は「時効」ではなく「存在を知らないこと」

実際に請求漏れが起きる原因のほとんどは、時効切れではありません。家族が契約の存在そのものを知らないことです。証券がどこにあるか分からない、どの保険会社かも分からない——この状態では、請求のしようがありません。

特に注意したいのが、次のような「見えにくい保険」です。

今日できる備え: 証券の一元化

ステップ1親に「保険、どこのに入ってる?」と聞く(内容や金額は聞かなくてよい)
ステップ2証券(または保険会社名のメモ)を1か所にまとめてもらう
ステップ3その保管場所だけ、家族で共有しておく

もし契約の有無がまったく分からない場合は、生命保険協会の「生命保険契約照会制度」で、亡くなった方や判断能力が低下した方の契約の有無を一括照会できる仕組みもあります。

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出典・参考

・保険法95条(e-Gov法令検索・2026年8月参照) ・生命保険協会(生命保険契約照会制度)

※本記事は一般的な情報提供です。時効の起算や取扱いは契約・状況により異なります。実際の確認は各保険会社にお願いします。